「いじめ原因」転落し重傷 山口の小6男児
読売新聞 2014年11月30日
山口県美祢市の市立小6年の男児(12)が校舎3階から転落し、骨折などの重傷を負っていたことが29日、わかった。市教委は男児に対するいじめを把握しており、男児が飛び降りたとみて、第三者を加えた調査委員会を設置する方針。
市教委などによると、男児は25日午後3時20分頃、3階のトイレの窓から約5メートル下にある給食搬入庫のコンクリートの屋根に転落し、顎や鼻を骨折。男児は両親に「いじめが原因で飛び降りた」と話しているという。
男児は10月中旬に同級生4人から悪口を言われ、靴を隠されたなどとして、両親が学校に相談。学校は4人を指導していた。永冨康文・市教育長は「いじめがあったのは間違いない。来週中には調査委員会を設置し、転落との因果関係などを調べたい」と話した。